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日本人の大腸がんはなぜ減らないのか

更新日:2018年12月2日



日本人の大腸がん、予防・早期発見がしやすいのに

減らない理由。

 日本人のがんの死亡率と罹患(りかん)率は、単純に総数で見ると年々増加していますが、その主たる原因である人口の高齢化の影響を除いた年齢調整率を用いると、ほとんどのがんで死亡率は減少しています。しかし、大腸がん(他に膵臓がん、悪性リンパ腫)に関しては、年齢調整をしても男女ともに死亡率は減少していません(ちなみに子宮がんは年齢調整をしても増え続けています)。

 大腸がんの死亡率は肺がんに次いで2位、罹患率は胃がんに次いで2番目に高く、特に女性ではがん死亡率のトップになっています。また、日本の高齢化率は25%を超え世界で最も高いのですが、同様に高齢化率が20%超であるドイツ、イタリア、フランスなどでは、がんの死亡率は増えていません。

 そして、本来、大腸がんは数あるがんの中でも最も管理しやすいものの1つであるのに、日本では死亡率を減少させることができていないのです。

(引用ここまで)



日本人ががん検診を受けない理由


内閣府が行った調査によると、がん検診を受けない理由として一番多くあげられたのが、「受ける時間がないから」。がん検診は、平日実施の病院が多いため、子育てで忙しい、仕事を休めないなど、なかなか時間がとれないというのが原因のようです。

そのほかにも、「費用がかかり経済的にも負担になるから」「健康に自信があり、必要性を感じないから」といった理由があげられています。


食の欧米化や運動量の少なさなど、様々な要因が考えられますが、相対的に、日本人は他の先進諸国に比べて予防意識が低いというのが現状のようです。

加えて言えば、日本は極めて「がん保険」が発達している国であるということが理由としてあげられます。「がんになっても手厚い保障があるから安心」と思っている人が多いのです。

もちろん、備えがあることに越したことはありませんが、そもそも「がんにならないために努力する」文化が希薄であることが最大の問題点です。


医療技術の発展により、がんは早期で発見できれば寛解も期待できる病気となってきました。しかし進行がんとなると、なんとか治療ができても、長い闘病生活を送ったり、思うように働けなかったりと、日常生活に大きな弊害をもたらします。まずは「がんを予防すること」そして「早期で見つけること」が、がんで苦しまないための最も有効な方法なのです。



健康な時にこそがん予防を


がんは、症状が出るころには既に進行している可能性のある病気です。健康に自信がある今こそ、がん予防・対策を行うことが大切です。しかし現状、自覚症状がない場合のがん検査は、健康保険の対象外となるため、検査費用は自己負担となります。さらに、検査対象を増やせば増やすほど費用は高額化する傾向にあり、一般の人にはなかなか敷居が高いのが現状です。


弊社が取り扱う「がん予防メディカルクラブ まも〜る」は、そうした問題点に着目した、一般の方でも取り組みやすいサービスです。ご興味のある方は是非一度ご検討ください。




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